2013年12月1日日曜日

Workflow Manager 1.0 CU1 開発環境の構築

以前に Workflow Manager 1.0 環境のインストールについて書きましたが、開発のみであれば Workflow Manager 1.0 本体の導入は不要です。最近再構築を行いましたので、ここで改めて開発環境の構築についてまとめておきます。

必要環境

Visual Studio 2012 の Professional 版以降が必要です。今の時点では残念ながら Express のみの環境で開発環境を構築する方法は見つかっておりません。ですが環境さえ構築すれば、後は Express 環境でも開発は可能と思われます。

インストールには Web Platform Installer を利用します。

スクリーンショット (1)

WebPI 上では Workflow Manager Tools 1.0 for Visual Studio 2012 として、ツールのカテゴリ最下層に用意されていますので、これを選択しインストールを行います。上記画面のように Tools のインストールと同時に Workflow Manager のコンポーネントもインストールが行われますが、実行するには他にも必須コンポーネントが必要なのは、以前に書いた際と同様です。ここでは開発に必要なもののインストールのみ行われます。

Workflow Manager 向け開発では Microsoft.Activities.Dll と Microsoft.Activities.Design.Dll が重要コンポーネントとなるのですが、この開発ツールをインストールしなければ Microsoft.Activities.Design.Dll がインストールされないため、Express 版のみの環境では開発が行えないというのが実態です。この Dll で提供されている機能の中で、Workflow Manager 向けにワークフローを変換する、という機能があるのですがこれが利用できないのです。ここ以外の機能については Microsoft.Activities.Dll で提供されているのでワークフローのデプロイや実行は指示できるのですが、デプロイ時の変換だけができないという非常にぐぬぬな状況です。

そのため有償版を保有していない人が Workflow Manager 向け開発を行うためには、評価版の Visual Studio 2012 をインストールした上で開発ツールのインストールを行う必要があります。そのようにすることで、Professional 版以上を保有していない人でも開発は可能ですので、是非試してみてください。

なお、Visual Studio 2013 で同様にいけるかどうかはまだ未検証です・・・。

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